2017年3月14日火曜日

これこそは

昔は「音楽こそ最高」と思っていた。

浅はかな考えだったと思う。


絵描きにとっての絵や書道家にとっての書、小説家にとっての小説がどんなに輝いているものなのか知りようもない。


美はそれぞれの心の中に現れるものだ。


自分を主張することはあるし、時にぶつかることはあっても、人の心の中までは知り得ないのだ、という謙虚さをいつでも持たなくちゃいけないなと思う。

何がその人の中で起こってるのか、想像はできても実感できない。


逆に、人からなんと言われても自分が美しいと感じたものは美しい。

それは人に認めてもらうものじゃない。

そっと心の中に抱いていればいい。