いつだったか、すごいジャンキーで荒みきっていた頃に吉野さんという方に会って瞑想を教わった。
目をつむって、風の音を聴く。
ゆっくりと呼吸をしながら、鼻からお腹の中に入ってまた同じ道を通って出ていく空気の流れをイメージする。
浮かんでは消えていく思考は、空を流れる雲のようなもの。そのまま、あるがままにしておく。
記憶が確かなら、ポールマッカートニーはインドでの瞑想を経てMother Nature's SonとBlack Birdを書いた。
ジョンはDear Prudence、Across The Univers。
音楽を知っていたからイメージするのは簡単だった。するとふっと心が軽くなった。横になってそのまま何もせずにいた。
何もないことに幸せを感じられた。
その時に教わったOSHOというインド人の本のタイトルからインナージャーニーという曲を書いた。
今またそのインナージャーニーを読み返してる。
あの時メンバーや家族にこの本をくばってて布教活動みたいだったな…と自分で思い返したりしたけど、その時なりに理由があったんだな、と思う。
落ち着きをくれる本。